流星を電波を使って解析する流星電波観測

 
   
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パソコンで自動観測しよう! 定点観測編 (STEP-3-)

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<ステップ 3> 設置・接続しよう!

さぁ次はいよいよ設置です。風雨に耐えるようしっかりと設置をしましょう。なお,アンテナは予想外に大きいと思いますので,設置する場所には十分注意をしてください。特にマンションなどに設置する場合は,となりの方の邪魔にならないよう気を付けてください。また設置の際に高いところへ登る場合は,足下には十分注意して事故のないように取り付けを行ってください。

ポールを設置します

設置候補地

ポールは何もないところに設置するよりは,ベランダを利用するのが得策です。もちろん,庭などにポールを建てるのも構いません。また家庭用テレビのアンテナに設置する場所があればそれでもよいかもしれません。一応今回は,ベランダなどのフェンスに取り付けるという想定で写真を撮影しています。実際,その方が強度が増します。
アンテナはできる限り高く,建物や電線から離した方が良いでしょう。電線からのノイズを拾うことがあります。さて,設置する場所の候補としては,右の写真のようにフェンスの角が最も良いのですが,周辺環境(送信局方向が開けているか)を十分考えて設置します。HROの送信局は福井県鯖江市の福井工業高等専門学校です。そこから200km以内の方は,アンテナを天頂の方向へ向けますので,頭の上の視界が開けているところが適しています。また,200km以上の場合は,水平方向に設置しますので,自分の住まいの近辺で送信局方向に設置位置より高いマンションやビルがないよう,設置場所を選んでください。だいたいでOKです。

さて,設置場所が決まりましたら次は,ポールを固定します。まず,ポールに付属している金具 (ない場合は自分で取り付ける) に,針金を通し,引っ張っても抜けないようにきつく縛ります。そして,三方向 (三方向以上がよい) にそれぞれ結びます。そしたら,固定する先に届かせないで切断し,輪を作っておきます。続いて,固定先からも同様に線を引っ張り,ポールの金具からと固定先からのばした紐が,調整金具の最大限届く範囲で切断します。すると,金具がなければ届きませんが,金具を入れるとこのようにはまります。そして,次にこの金具をどんどん回して両方の針金を引っ張ります。するとどこかでかなりきつくなりますので,そこでOK,金具をピンピンに張ることができます。同様に他の箇所も行い,絞め具合で,アンテナポールが垂直に建つよう調整していきます。そして,さいごにフェンスの何カ所かとポール自体を固定し,ポールの設置が完了!
金具部分  針金(アンテナ側)  針金(設置側)
金具固定前  金具はめ込み  金具をしめる  設置雰囲気

アンテナにケーブルを取り付けます

アンテナにケーブルを取り付けます。ケーブルのコネクタ部分には二箇所の突起があります。その突起が,アンテナ側のギザギザのどこかにはまるようにしてしっかりと締めて下さい。そして,アンテナとケーブルの接続部分を防水するためにビニルテープで巻きます。(写真参照)
ケーブル取り付け  ケーブル取り付け  接続部の防水

アンテナをポールに設置します

福井県鯖江市から200km以内の地域

送信局(福井県鯖江市)から約200km以内であれば,アンテナは天頂に向けて設置します。この設置は意外と面倒です。以下に接続金具の例の写真を掲載しておきます。これは,愛知県の田峰観測所で使用されている金具です。設置例も示しておきます。これは,愛知県立千種高等学校で設置した例です。
ポールとの接続部
天頂向け設置イメージ
この時,必ず,ケーブルのコネクタがある方(短い棒がつながっている方)を上向きにしてください。逆に設置すると流星エコーが受信できなくなります。上側が短い棒,下側が長い棒です。そして必ず,素子の面が送信局方向に対して垂直 (棒が送信局方向に対して垂直ということ) になるようにしてください (100kmを切る近距離では平行にした方が良い時もあります--要調整)。 (写真参照)

福井県鯖江市から200km以上の地域

送信局から200km以上の遠距離では,アンテナは水平方向にセッティングします (地面と平行になるようにしてください) 。この時,送信局方向にケーブルのコネクタがある方(短い棒がつながっている方)を向けてください (水平に対して若干角度を付けると受信しやすくなることがありますが,よくわからない場合は調整しなくて大丈夫です)。逆に設置すると流星エコーが受信されにくくなります(受信できないことはないですが...)。そして,この送信局方向に障害物がないことを確認してください。(写真参照) 写真は筑波大学における設置例です。この場合は屋上設置のため障害物もなく設置されています。
水平方向への設置 設置イメージ

ケーブルを室内へ入れる

ケーブルの取り込み

最後の屋外の作業は,ケーブルを屋内へ入れることです。いろいろな手段があります。右の写真はその一例ですが,家には意外と何らかの取り込み口があるものです。マンションでは冷暖房の配管を通す穴が空けてあることが多いので,そこを通している人が多いです。また学校などでは,使われていない換気扇などから,仮に換気扇が回っても大丈夫なように通すなど工夫すればいくらでも入りそうです。最後の屋外での作業を頑張ってください。


以上で準備は完了!さぁ次のステップではパソコンの調整をして観測開始!

ステップ 4 電源を入れよう!音量の設定と調整」へ