参考資料(書籍)

流星電波観測を実施するにあたり,電波観測に関連する書籍,また流星そのものについて参考となる書籍を紹介しておきます。既に販売していないものもありますが,もし必要という場合には,本プロジェクト管理者までお問い合わせください。

流星電波観測ガイドブック(絶版)

監修 中村卓司 / 編著 RMG編集委員会,  CQ出版社 2,200円 (B5版 180ページ)

この本には,流星電波観測の歴史・方法・研究など,流星電波観測のあらゆる情報が掲載されています。流星電波観測をはじめられる方にはお勧めの一冊です。また,CD-ROMが付属されており,そこにはHROの自動観測ソフトをはじめ,HROの紹介ビデオや画像集などが収録されています。近年ではガイドブックとして一番良かったのですが、残念ながら絶版となっており、現在入手はできません。

「流星電波観測ガイドブック」紹介ページ:
http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/122100.htm (CQ出版社:絶版)

流星と流星群

長沢 工 地人書館 2,100円 (1997年 231ページ)

流星や流星群とはどういうものかを知るには素晴らしい本です.しかも内容がわかりやすく,1997年と20年以上も前の本ですが,基本から応用まで本当に丁寧に書かれています.流星観測の教科書とも言える本だと私は感じています.個人的には、長沢工氏の著書は全体的にわかりやすいものが多いと思います.この本からさらに専門的に突っ込んだ「流星Ⅰ」や「流星Ⅱ」もわかりやすく書かれています(残念ながら滅多に新品は見ませんが,たまに本屋にあります.Amazonでは古本であれば流通しています.また,図書館にあるケースも多いです).

元々の価格よりも高く売られているケースがありますので、十分注意してください。

天体観測の教科書「流星観測」編

Martin Beech著 / 長谷川一郎他訳  誠文堂新光社 2,310円 (2009年 167ページ)

日本流星研究会の元会長,長谷川一郎を中心に監修した流星観測の本です.2009年に販売されており,ここ最近の本では一番新しい情報が掲載されています.どちらかというと初心者向けの書籍ですが,流星そのものや,観測方法まで幅広く収録されています.ただし,近年では流通量が少なくなってきているので,図書館等で借りるほうがよいかもしれません.

  • Amazonで購入する
  • 楽天ブックス(元々の価格よりも高いものが多いためリンクを外しました)
元々の価格よりも高く売られているケースがありますので、十分注意してください。

Meteor Showers and their Parent Comets

Peter Jenniskens (著)/英語のみ (2009年 804ページ)

流星や流星群,彗星に関して様々な基本的な情報から将来の情報まで掲載されています.特に流星群については,主要流星群のみならず,様々な流星群の情報が掲載されています.
本書は英語のみですし,全体が800ページと厚さもかなりある本ですが,流星・流星群をしっかりと知りたい方にとっては手元に置いておくとよい本でしょう。