流星を電波を使って解析する流星電波観測

 
   
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かみのけ座流星群(Coma Berenicids)

 しぶんぎ座流星群と同時期によく見られる流星群ですが,日本流星研究会では1月に極大を置いており,12月に置いている国際流星機構とは少し解釈が違うようです.いずれにしても,それほど大きな規模を見せる流星群ではありません.対地速度が速く,光度比も大きいことから電波観測での検出は厳しいでしょう.

かみのけ座流星群に関する情報

名称(和名) かみのけ座&流星群
学術名(コード) Coma Berenicids (COM)
極大太陽黄経 268°
極大時輻射点 赤経 = 175° / 赤緯 = +25°
出現期間 12月12日〜1月23日(極大時刻は年によって違う.観測条件を参照)
性質 極大出現数(ZHR):5,光度比3.0,対地速度: 65km/s
母天体 不明
※和名は国立天文台に準拠
※学術名及びコードは国際天文学連合(IAU)に準拠
※それら以外は注釈がない限り国際流星機構のデータを優先

極大夜の観測条件(2015〜2020年)

12月
JST
極大時刻 月齢 条件
(眼視)
条件
(電波)
コメント
268°
2015年 20日 9 夜半過ぎに月が沈むため,その後であれば観測条件は問題ない
2016年 20日 20 夜半過ぎに月が昇る.夜半前であれば観測条件は問題ない
2017年 20日 2 最良 極大日は月明かりの心配はなく観測できる
2018年 20日 13 満月のため条件は良くない
2019年 20日 23 月は夜明け前に昇る程度で観測に支障はない
2020年 20日 5 月は夜半前に沈むため,夜半以降は好条件
※月齢は12月20日0時頃.時刻はすべて日本時(JST).

かみのけ座流星群の歴史

 20世紀に入るまでの記録をたどるのは現時点では困難.1950年代に記録があるものの,1973年に主要群として掲載されるまではあまり主立った記録はありません.母天体も現在は特定されていませんが,1950年代にはこの流星群の活動が1913I彗星に関連するのではないかという説も浮上していましたが,そもそもこの彗星の軌道要素がはっきりしていないことで特定に至っていません.1988年には通常よりやや多めの活動が観測されています.
 この流星群は,国際流星機構では12月に極大日をおいていますが,従前日本流星研究会では1月に極大を設定しており,活動規模そのものも小さいため,どちらが正しいのかはよくわかりません.このほか,かみのけ座流星群というと1月中旬以降にも見られるといわれますが,どうやらこれは別の群のようです.

出典

 ・HandBook for Visual Observation (The International Meteor Organization) (1995)
 ・A new Working List of meteor showers (Rainer Arlt et al), WGN 34:3(2006)