流星を電波を使って解析する流星電波観測

 
   
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ふたご座流星群(Geminids)

 年間三大流星群のひとつ.一晩に見られる流星数としては年間最大の流星群で,条件が整うと一晩の流星数が500個を越える時もあります.1時間あたりの流星数も40個から60個,多いときには100個近くに達します.最近は明るい流星や流星痕の出現も観測されており,とても印象的な流星群です.
 電波観測では間違いなく,年間最大の流星群です.対地速度も早くなくロングエコーが少ない分,エコーそれぞれが分離できます.日本では,輻射点がほぼ天頂を通過することから,電波観測特性の「天頂効果」が起き,輻射点が南中する1時〜3時付近ではエコー数はガクッと落ち,また元の出現数に戻ります.

ふたご座流星群に関する情報

名称(和名) ふたご座流星群
学術名(コード) Geminids (GEM)
極大太陽黄経 262.2度
極大時輻射点 赤経 = 112度 / 赤緯 = +33度
性質 極大出現数(ZHR):120,光度比2.6,対地速度: 35km/s
母天体 小惑星 (3200)Phaethon
出典 国際流星機構

2012年のふたご座流星群 観測条件

2012年ふたご座流星群の観測条件は,「眼視観測も電波観測もほぼ完璧」です.

月齢条件 月齢1 月齢条件は完璧です.全く問題ありません.
極大時刻
(JST)
12月14日
8時頃
西アジアからヨーロッパにかけて最高条件が整います.日本は「惜しい!」(笑).でも,ふたご座流星群の活動は前後半日以上は同規模の活動が見られますので,全く問題ないでしょう.
総 評
眼視
最良条件(月なし+極大時刻)には合致しませんが,最良に近い条件です.2012年はここ数年でも好条件で観測できます.今後これだけの条件がそろうのは2015年です.観測のお勧めは,第一候補:13日20時頃から14日夜明けまで.第二候補:12日の20時頃から13日夜明けまで
総 評
電波
眼視観測同様,観測条件は最良に近い条件です.10日頃からはエコー数が徐々に上昇するはずです.ただ,15日頃には活動レベルが急速に下がります.ロングエコーがどの程度出現するかも注目です.大いに楽しみましょう.
 2012年は空の条件さえ良ければ,軽く数百個あたりになるでしょう.観測になれている方だと1000個近くに達するはずです.1時間あたりに実際見られるであろう流星数も50を越えてくる場合もあります.できるだけ空の暗いところへ出かけて下さい.
 ただし,この時期,外は「皆さんが想像する以上にメチャクチャ寒い」です.防寒対策は厳重に.また,温かい飲み物を水筒にでもいれて持って行くことをお勧めします(現地で火を起こすのはは危険なのでやめましょう).ホント,洒落にならないくらい寒いです.また,路面が凍結する危険がありますので,車の運転にもくれぐれも注意して下さい.

極大夜の観測条件(2012〜2020年)

12月
JST
極大時刻 月齢
14日0時
条件
(眼視)
条件
(電波)
コメント
262.2
2012年 14日08時 1 極大は日の出後だが月明かりはなく好条件.電波も同様.
2013年 14日15時 11 夜明け前に条件良.電波は輻射点没後極大だが夜間は好条件
2014年 14日21時 22 最良 下弦の月のため,夜半前好条件.電波は一晩中最高条件
2015年 15日03時 3 最良 最良 極大時刻,月齢条件共に最高.眼視・電波共に大いに楽しもう!
2016年 14日09時 15 満月と条件が悪い.電波観測では14日未明に注目
2017年 14日15時 25 観測条件まずまず.ただし,極大が昼間.14日未明と15日に注目
2018年 14日21時 7 15日夜半から夜明け前が好条件.電波観測も条件はいい
2019年 15日04時 18 最良 極大時刻は良いが,満月過ぎの月で眼視は条件悪.電波は最高条件
2020年 15日10時 0 月明かりなし.15日未明の流星数に注目.極大が昼間なのが残念

過去の観測結果

過去の流星電波観測結果による結果を中心に収録しています.
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