流星を電波を使って解析する流星電波観測

 
   
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昼間流星群(Daytime Radio Meteor Showers)


 流星は何も夜ばかりではありません.昼にも流れています.レーダー観測や,電波観測によって,昼間にも流星群があることが発見され,1年間にいくつかの昼間流星群が存在することが分かっています.また,熱心な眼視観測者のデータも含めて,流星群の情報が得られています.
 本プロジェクトで集約している「流星電波観測」では,前方散乱を利用しているため,活動規模や期間はわかっても,残念ながら流星群の判定まではできません.従って,本ページに記載する活動期間に流星エコー数が増加したからと言って,必ずしもその昼間流星群であるという確証にはなりません.従って,最終的には光学観測やレーダー観測と照合して補う必要があります.
 ただし,照合するかどうか・照合するに値するかどうかについての一次判定としては,前方散乱を利用した流星電波観測でも十分できますので,ぜひ追いかけてください.


次のページにも様々な情報を掲載していますので,あわせてご活用ください.
  ・流星群リスト【公式版】
  ・年間主要流星群リスト【眼視観測編】
  ・年間主要流星群リスト【電波観測編】
  ・流星群観測展望(2018年2017年

昼間流星群の一覧

流星群名(*1)
(上段:和名,下段:学術名)
IAUコード
及び略称
活動期間
(*2)
ピーク太陽黄経
相当日付(*3)
規模
(*4)
放射点
(*5)
コメント(*6)
やぎ座/いて座昼間流星群
Capricornids/Sagittariids
115 DCS 01月13日
〜02月04日
312°.5
02月01日
α=299°
δ=-15°
検出はできるが,ピークは2/1とは限らない
やぎ座χ昼間流星群
χ-Capricornids
114 DXC 01月29日
〜02月28日
324°.7
02月13日
不明 α=315°
δ=-24°
IPRMOでは未解析
みずがめ座κ昼間流星群
κ-Aquariids
128 MKA 03月12日
〜03月16日
359°.7
03月20日
不明 α=339°
δ=-7°
IMOに情報なし.諸要素はIAUより.
4月うお座昼間流星群
April Piscids
144 APS 04月20日
〜04月26日
32°.5
04月22日
不明 α=9°
δ=+11°
IPRMOでは未解析
くじら座ω北昼間流星群
Northern ω-Cetids
152 NOC 04月20日
〜05月20日
47°.5
05月08日
α=9°
δ=+19°
検出されたことがない
くじら座ω南昼間流星群
Southern ω-Cetids
153 OCE 04月24日
〜05月20日
49°.5
05月10日
α=23°
δ=-3°
検出されたことがない
おひつじ座ε昼間流星群
ε-Arietids
154 DEA 04月24日
〜05月27日
48°.7
05月09日
α=44°
δ=+21°
検出されたことがない
5月おひつじ座昼間流星群
May Arietids
294 DMA 05月04日
〜06月06日
55°.5
05月16日
α=37°
δ=+18°
検出されたことがない
くじら座ο昼間流星群
ο-Cetids
293 DCE 05月05日
〜06月02日
59°.3
05月20日
α=28°
δ=-4°
検出されたことがない
おひつじ座昼間流星群
Arietids
171 ARI 05月22日
〜07月02日
76°.7
06月07日
α=42°
δ=+25°
昼間流星群では規模が最大.
ペルセウス座ζ昼間流星群
ζ-Perseids
172 ZPE 05月20日
〜07月05日
78°.6
06月09日
α=62°
δ=+23°
171ARIと時期が重なる.規模は半分程度
おうし座λ昼間流星群
λ-Taurids
325 DLT --月--日
〜--月--日
85°.5
06月17日
不明 α=-°
δ=-°
IMOに情報なし.諸要素はIAUより.
おうし座β昼間流星群
β-Taurids
173 BTA 06月05日
〜07月17日
96°.7
06月28日
α=86°
δ=+19°
検出されたことがない
オリオン座ξ昼間流星群
ξ-Orionids
188 XRI 07月04日
〜07月29日
117°.7
7月20日
不明 α=94°
δ=+15°
IMOに情報なし.諸要素はIAUより.
かに座ζ昼間流星群
ζ-Cancrids
202 ZCA 08月07日
〜08月22日
147°.0
8月20日
不明 α=120°
δ=+19°
IMOに情報なし.諸要素はIAUより.
しし座γ昼間流星群
γ-Leonids
203 GLE 08月14日
〜09月12日
152°.2
08月25日
不明 α=155°
δ=+20°
IPRMOでは未解析
しし座κ昼間流星群
κ-Leonids
212 KLE 09月06日
〜10月03日
178°.5
9月21日
不明 α=159°
δ=+18°
IPRMOでは未解析
ろくぶんぎ座昼間流星群
Sextantids
221 DSX 09月09日
〜10月09日
184°.3
09月27日
α=152°
δ=+0°
小規模ながら検出される年が多い
※1流星群名の和名は,国立天文台に準拠.学術名及びコードは国際天文学連合(IAU)に準拠
※2活動期間は国際流星機構(IMO)に準拠.従って,電波観測で必ずしも観測できる期間ではありません.詳細は個別の流星群紹介をご参照ください.
※3ピーク太陽黄経は国際流星機構(IMO)に準拠.従って,電波観測で必ずしもその日がピークとは限りません.詳細は個別の流星群紹介をご参照ください.
※4規模は本プロジェクトの独自判断によるもの.「不明」は本プロジェクトとして未解析であることを意味しており,「微」は本プロジェクトで集計されているものの明瞭な活動が見られないことを意味しています.
※5放射点は,国際流星機構(IMO)に準拠.
※6コメントは,本プロジェクトによる独自のコメント.

やぎ座/いて座昼間流星群 (Capricornids/Sagittariids)

1月末から2月頭にかけて,緩やかな活動が観測できる年があります.ただし,放射点補正をして見えてくる側面もあるため,通常の観測データからは全く気付くことがないかもしれません.光学観測でも記録はほぼなく,放射点位置も特定されていません.1970年代に複数の論文はありますが,その後はあまり明確になっていない流星群です.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)やぎ座/いて座昼間流星群 (Capricornids/Sagittariids)
IAUコード115 DCS
活動期間1月13日〜2月4日01月29日〜02月06日
ピーク時期 太陽黄経312°.5(2月1日) 太陽黄経312°.9±0°.5(2月2日)
ピークレベルMediumActivity Level = 0.1
ロングエコー比率-ほぼない
放射点位置赤経(α):299°,赤緯(δ):-15°-
性質・特徴対地速度:28km/sFWHM:-2°.0/+2°.0

 本プロジェクトでは,2017年に2010年〜2016年のRMOBとRMOJのデータを集約してみました.この期間の平均値をとると,活動レベルが高いわけではありませんが,それらしき活動は浮かび上がっています.もう10年くらいデータが欲しいですが,推測するに,おそらくZHR10程度の活動でしょう.
 ご自身で確認するためには,観測値から通常の活動レベルを引いて差分を出し,放射点高度の補正をするとよいでしょう.

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やぎ座χ昼間流星群 (χ-Capricornids)

1月後半から2月後半にかけて活動記録が残っているようですが,MDCしか情報源がないため,詳細はよくわかっていません.最近のCMORにも出てきませんが,2013年のJanchesらの論文では,活動期間からするとやや早いのですが,1月11日〜21日という記載もあります.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)やぎ座χ昼間流星群 (χCapricornids)
IAUコード114 DXC
活動期間1月29日〜2月28日-
ピーク時期 太陽黄経324°.7(2月13日) -
ピークレベルLow-
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):315°,赤緯(δ):-24°-
性質・特徴対地速度:18.5km/s-

 本プロジェクトでは,当該流星群を前提とした解析を行っておりません.従って,詳細なデータは不明です.今後解析を行った際に更新します.

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みずがめ座κ昼間流星群 (κ-Aquariids)

本流星群は,国際流星機構のリストに掲載されておらず,国際天文学連合(IAU)のデータにのみ存在しています.従って,以下の表は,国際天文学連合(IAU)に掲載されている,流星群リストより情報を抜粋しています.この情報源は,1964年(C.S.Nilsson)や1975年(G.Gartrell and W.G.Elford)の論文が中心で,近年ではデータや論文はあまり見られません.

国際天文学連合(IAU)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)みずがめ座κ昼間流星群 (κ-Aquariids)
IAUコード128 MKA
活動期間3月12日〜3月16日-
ピーク時期 太陽黄経359°.7(3月20日) -
ピークレベル--
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):339°,赤緯(δ):-7°-
性質・特徴対地速度:33.2km/s-

 本プロジェクトでは,当該流星群を前提とした解析を行っておりません.従って,詳細なデータは不明です.今後解析を行った際に更新します.

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4月うお座昼間流星群 (April Piscids)

4月後半に記録がある流星群です.1960年代のデータなどはありますが,近年ではCMOR(Brownら 2008)でも報告があります.国際流星機構(IMO)のハンドブックでは,電波観測者からの報告もあるように記載されています.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)4月うお座昼間流星群 (April Piscids)
IAUコード144 APS
活動期間4月20日〜4月26日-
ピーク時期 太陽黄経32°.5(4月22日) -
ピークレベルLow-
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):9°,赤緯(δ):+11°-
性質・特徴対地速度:29km/s-

 本プロジェクトでは,当該流星群を前提とした解析を行っておりません.従って,詳細なデータは不明です.今後解析を行った際に更新します.

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くじら座ω北昼間流星群 (Northern ω-Cetids)

5月のみずがめ座η流星群がピークを迎えた後に,ピーク時期を迎えます.あまり詳細な情報や記録はありません.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)くじら座ω北昼間流星群 (Northern ω-Cetids)
IAUコード152 NOC
活動期間4月20日〜5月20日不明瞭
ピーク時期 太陽黄経47°.5(5月8日) 不明瞭
ピークレベルLow不明瞭
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):9°,赤緯(δ):+19°-
性質・特徴対地速度:37km/s-

 本プロジェクトでは,過去2006年〜2016年までの結果を集計していますが,太陽黄経45°.5にピークを迎える「みずがめ座η流星群」の影響もあって,活動が埋もれてしまっていると推測しています.特にみずがめ座η流星群は.半値幅も広いことから,よほどの活動がない限り検出するのは難しいでしょう.

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くじら座ω南昼間流星群 (Southern ω-Cetids)

くじら座ω北昼間流星群同様,みずがめ座η流星群がピークを迎えた後に,ピーク時期を迎える流星群です.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)くじら座ω南昼間流星群 (Southern ω-Cetids)
IAUコード153 OCE
活動期間4月24日〜5月20日ピーク前後数日?
ピーク時期 太陽黄経49°.5(5月10日) 太陽黄経50°?(5月11日?)
ピークレベルLowActivity Level = 0.2?
ロングエコー比率-ほぼない
放射点位置赤経(α):23°,赤緯(δ):-3°-
性質・特徴対地速度:37km/s-

 本プロジェクトでは,過去2006年〜2016年までの結果を集計していますが,それとなく活動レベルの近似値は算出されましたが,ActivityLevelの誤差等を考慮すると,通常値と言える気もしています.従って,ピークレベルは「微」としておきます.今後さらにデータが集まってきて,誤差範囲が小さくなってくるようだと,全体の活動像が見えるかもしれません.

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おひつじ座ε昼間流星群 (ε-Arietids)

みずがめ座η流星群がピークを迎えた後に,ピーク時期を迎える流星群ですが,活動規模も小さく,ほとんど記録や情報がありません.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)おひつじ座ε昼間流星群 (ε-Arietids)
IAUコード154 DEA
活動期間4月24日〜5月27日不明瞭
ピーク時期 太陽黄経48°.7(5月9日) 不明瞭
ピークレベルLow不明瞭
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):44°,赤緯(δ):+21°-
性質・特徴対地速度:21km/s-

 本プロジェクトでは,過去2006年〜2016年までの結果を集計していますが,明確な活動は検出されていません.太陽黄経45°.5にピークを迎える「みずがめ座η流星群」の影響もあって,活動が埋もれてしまっていると推測しています.それなりの出現がない限りは,検出するのは難しいでしょう.

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5月おひつじ座昼間流星群 (May Arietids)

5月中旬から下旬にかけて活動しているとされる昼間流星群ですが,その記録はほとんどありません.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)5月おひつじ座昼間流星群 (May Arietids)
IAUコード294 DMA
活動期間5月4日〜6月6日不明瞭
ピーク時期 太陽黄経55°.5(5月16日) 不明瞭
ピークレベルLow不明瞭
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):37°,赤緯(δ):+18°-
性質・特徴対地速度:22km/s-

 本プロジェクトでは,過去2006年〜2016年までの結果を集計していますが,明確な活動は検出されていません.ただし,年によっては5月20日頃に活動を検出しているケースがあったり,5月10日〜15日にかけて日周変化とは明らかに別の昼間の時間帯におけるピークを観測できることもあります.いくつかの流星群が混在している結果なのかもしれませんが,本集計結果からは明らかな活動は捉えられませんでした.くじら座ο昼間流星群とも活動時期が重なるため,結果として増えて見えているのかもしれません.

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くじら座ο昼間流星群 (ο-Cetids)

5月中旬から6月にかけて活動しているとされる昼間流星群です.IAU(国際天文学連合)のMeteorDataCenterのデータには,「くじら座ω複合群」として記載されていますが,あまり詳細なデータはありません.加えて過去電波観測者の間では活動レベルをMediumとした時期もあったようですが,近年の結果からはLowとされています.本プロジェクトでも明確な活動を捉えていないことからして,活動レベルは低いと考えています.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)くじら座ο昼間流星群 (ο-Cetids)
IAUコード293 DCE
活動期間5月5日〜6月2日不明瞭
ピーク時期 太陽黄経59°.3(5月20日) 不明瞭
ピークレベルLow不明瞭
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):28°,赤緯(δ):-4°-
性質・特徴対地速度:37km/s-

 本プロジェクトでは,過去2006年〜2016年までの結果を集計していますが,明確な活動は検出されていません.ただし,年によっては5月20日頃に活動を検出しているケースがあったり,5月10日〜15日にかけて日周変化とは明らかに別の昼間の時間帯におけるピークを観測できることもあります.いくつかの流星群が混在している結果なのかもしれませんが,本集計結果からは明らかな活動は捉えられませんでした.

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おひつじ座昼間流星群 (Arietids)

昼間流星群の代表格であり,年間の昼間群の中では最も高い活動レベルを示する流星群です.それだけに記録や論文も多く,夜明け前のビデオ観測でも捉えることができています.国際流星機構(IMO)のデータでは,ピーク時期や活動期間が文献によって異なっています.活動期間がもう少し短い表記もあります.ピークの太陽黄経も76°.5〜76°.7くらいの幅があります.流星電波観測でも明確に活動が観測できています.6月に入ったころから流星エコー数が増加し,8日〜10日頃にピークを迎え,20日頃まで活動が見られます.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)おひつじ座昼間流星群 (Arietids)
IAUコード171 ARI
活動期間5月22日〜7月2日6月3日〜6月15日
ピーク時期 太陽黄経76°.7(6月7日) 太陽黄経77°.8(6月8日)
ピークレベルHighActivity Level = 1.0
ロングエコー比率-多い年もある
放射点位置赤経(α):44°,赤緯(δ):+24°-
性質・特徴対地速度:38km/sFWHM:-4°.0 / +4°.5

 本プロジェクトでは,過去2006年〜2015年までの結果から,明瞭な結果が得られており,太陽黄経72°を超えたあたりからエコー数が増え始めます.この頃は,おひつじ座昼間流星群以外に,ペルセウス座ζ昼間流星群も同時期に活動していることから,本プロジェクトでは,2要素に分解して活動を推測しています.2要素に分解すると,ピーク値が,77°.8と84°.0に分離できます.1要素にすると半値半幅の後半が異様に長くなるので,2要素で構成する方が妥当でしょう.
 以下のグラフは,本プロジェクトにおいて算出した,2006年〜2015年の平均値(異常値除去済)です.ただし,前述のとおり2要素あるので,後半の活動は,ペルセウス座ζ昼間流星群によるものでしょう.なお,電波観測では,流星群の種別判定はできませんので,以下のグラフは,本流星群の輻射点を使って計算しています.

ロングエコーについては,比較的多く観測される年もありますが,そこまで集中して多いわけでもありません.また,この時期,電離層の状態によっては,電波観測がしづらい時期でもあり,スポラディックEや海外放送局の混信等が見られます.

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ペルセウス座ζ昼間流星群 (ζ-Perseids)

おひつじ座昼間流星群と同時期に活動している流星群です.従ってこの2つの流星群に伴う流星エコーが重複し,群判定はできないという電波観測のデメリットもあるため,本プロジェクトでは,要素に分解して活動レベルを推測しています.そのためか,活動期間及びピーク時期についても引用文献によって異なっており,以下は国際流星機構(IMO)のデータを用いていますが,同じ資料でも引用文献によっては,ピーク太陽黄経83°.5(6月14日)としているケースもあります.なお,6月14日頃のピークとしているのは主にレーダー観測の結果のようです.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)ペルセウス座ζ昼間流星群 (ζ-Perseids)
IAUコード172 ZPE
活動期間5月20日〜7月5日6月10日〜6月21日
ピーク時期 太陽黄経78°.6(6月9日) 太陽黄経84°.0(6月15日)
ピークレベルLowActivity Level = 0.6
ロングエコー比率-ほぼない?
放射点位置赤経(α):62°,赤緯(δ):+23°-
性質・特徴対地速度:26km/sFWHM:-3°.5 / +4°.0

 本プロジェクトでは,過去2006年〜2015年までの結果から,前述のとおり,2要素に分解して計算しています.以下のグラフは,ペルセウス座ζ昼間流星群の輻射点データを用いて計算した結果(青のドット)です.従って,グラフ中の171ARI(おひつじ座昼間流星群)は,計算している輻射点の位置が違いますので,要素分解のための参考値としてください.詳細は「おひつじ座昼間流星群」をご覧ください.さて,全体の流星エコー数から求められているActivity Level(赤)に対し,2要素で分解しています.全体のActivity Levelに見受けられる後半のなだらかな活動が,本流星群の影響を受けていると思われます.ピーク値は,レーダー観測結果で求められている値に近くなりました.

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おうし座λ昼間流星群 (λ-Taurids)

この流星群は,国際天文学連合(IAU)のリストにはあるものの,国際流星機構(IMO)には詳細が掲載されていません.当然ながら,本プロジェクトにおいても分析対象としたことがありません.以下の情報は,国際天文学連合(IAU)による情報として記載しています.

国際天文学連合(IAU)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)おうし座λ昼間流星群 (λ-Taurids)
IAUコード325 DLT
活動期間不明-
ピーク時期 太陽黄経85°.5(6月17日) -
ピークレベル不詳-
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):57°,赤緯(δ):11°-
性質・特徴対地速度:36km/s-

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おうし座β昼間流星群 (β-Taurids)

 6月末にピークとされている昼間流星群ですが,近年のデータには乏しく,ほとんどが1940年〜1970年あたりのデータになっています. 本プロジェクトでは,過去2006年〜2016年までの結果を集計していますが,明確な活動は検出されていません.サイトによってはそれらしいものが見えなくもないですが,明確又はそれらしく活動が捉えられたようなことはありません.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)おうし座β昼間流星群 (β-Taurids)
IAUコード173 BTA
活動期間6月5日〜7月17日-
ピーク時期 太陽黄経96°.7(6月28日) -
ピークレベルLow-
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):86°,赤緯(δ):+19°-
性質・特徴対地速度:27km/s-

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オリオン座ξ昼間流星群 (ξ-Orionids)

この流星群は,国際天文学連合(IAU)のリストにはあるものの,国際流星機構(IMO)には詳細が掲載されていません.また,本プロジェクトにおいても分析対象としたことがないため,実態はわかりません.以下の情報は,国際天文学連合(IAU)による情報として記載しています.

国際天文学連合(IAU)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)オリオン座ξ昼間流星群 (ξ-Orionids)
IAUコード188 XRI
活動期間7月4日〜7月29日-
ピーク時期 太陽黄経117°.7(7月20日) -
ピークレベル--
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):94°,赤緯(δ):+15°-
性質・特徴対地速度:40km/s-

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かに座ζ昼間流星群 (ζ-Cancrids)

この流星群は,国際天文学連合(IAU)のリストにはあるものの,国際流星機構(IMO)には詳細が掲載されていません.また,本プロジェクトにおいても分析対象としたことがないため,実態はわかりません.以下の情報は,国際天文学連合(IAU)による情報として記載しています.

国際天文学連合(IAU)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)かに座ζ昼間流星群 (ζ-Cancrids)
IAUコード202 ZCA
活動期間8月7日〜8月22日-
ピーク時期 太陽黄経147°.0(8月20日) -
ピークレベル--
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):120°,赤緯(δ):+19°-
性質・特徴対地速度:44km/s-

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しし座γ昼間流星群 (γ-Leonids)

 国際流星機構(IMO)のデータにはあるものの,近年はほぼその活動は捉えられていません.本プロジェクトでも解析対象としたことがないため,実態はよくわかりません.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)しし座γ昼間流星群 (γ-Leonids)
IAUコード203 GLE
活動期間8月14日〜9月12日-
ピーク時期 太陽黄経152°.2(8月25日) -
ピークレベルLow-
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):155°,赤緯(δ):+20°-
性質・特徴対地速度:20km/s-

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しし座κ昼間流星群 (κ-Leonids)

 レーダー観測で検出された記録があるようですが,特に騒がれるような活動記録はありません.本プロジェクトでも解析対象としたことがないため,実態はよくわかりません.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)しし座κ昼間流星群 (κ-Leonids)
IAUコード212 KLE
活動期間9月6日〜10月3日-
ピーク時期 太陽黄経178°.5(9月21日) -
ピークレベルLow-
ロングエコー比率--
放射点位置赤経(α):159°,赤緯(δ):+18°-
性質・特徴対地速度:42km/s-

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ろくぶんぎ座昼間流星群 (Sextantids)

 この昼間流星群は,日常の観測データからは意識できるほどの活動ではありませんが,通常の流星エコー数を引いて,放射点高度の補正をすると,意外と活動を検出することができます.1999年に比較的強めの活動が観測されています.国際流星機構(IMO)のデータからは,ピークの太陽黄経を184°.3としていますが,CMORレーダー観測結果からは,187°.5とされています.いくつかの小ピークも観測されることがあるようです.

国際流星機構(IMO)のデータ本プロジェクト(IPRMO)のデータ
流星群名(学術名)ろくぶんぎ座昼間流星群 (Sextantids)
IAUコード221 DSX
活動期間9月9日〜10月9日9月29日〜10月5日
ピーク時期 太陽黄経184°.3(9月27日) 太陽黄経189°.4(10月2日)
ピークレベルMiddleActivity Level = 0.3
ロングエコー比率-ほぼない
放射点位置赤経(α):152°,赤緯(δ):+0°-
性質・特徴対地速度:32km/sFWHM : -2°.5 / + 1°.5

 本プロジェクトでは,過去2006年〜2016年までの結果を集計しています.太陽黄経189°.4を中心とした活動が見えなくもないという状況です.国際流星機構(IMO)の184°.3よりは,CMORレーダ観測結果からくる187°.5に近い結果となりました.なお,推定Activity Levelでも0.3なので,通常範囲が0.0±0.4 であることを考えると,微妙といえば微妙です.ただし,約10年のデータもあることから,それらしい活動が捉えられていると解釈してよさそうです.特にロングエコーも多くなく,感覚的にもそんなにエコーが増えている印象はないでしょう.

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参考資料・出典

  • A new Working List of meteor showers (Rainer Arlt et al), WGN 34:3(2006)
  • Meteor Observers Workbook 2014 (The International Meteor Organization) (2014)
  • 2018 Meteor Shower Calendar (Jürgen Rendtel), IMO_INFO(2-17) (2017)