2012年は,4日16時(日本時)付近で極大が予測されていましたが,今年は若干遅めだったようです.推定活動プロファイルでは,活動の中心が4日23時台(日本時):λo=283°.465となりました.活動規模は例年並みの規模です.ピーク時刻がヨーロッパ各地では天頂効果が顕著な時間帯となりデータが集まりませんでしたので,もしかすると,活動レベルはもう少し高かったかもしれません.ちなみに,283度付近と283.25度付近でダブルピークと考えることもできなくはないのですが,従前のしぶんぎ座流星群ではそのような活動は見せなかったことに加え,その時間帯のデータがヨーロッパの天頂効果時間帯となり,データがないことから,それはないと考えています.
日本国内の観測結果だけを見ると,国内ではピーク時刻には輻射点が沈んでいる時間帯だったため,見事に極大に向かう増加傾向と,極大後の減少傾向が見られました.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) |
Solar Long. |
Activity Level |
Jan. 4 03h |
282°.998 |
4.06 ± 0.57 |
Jan. 4 14h |
283°.465 |
4.10 ± 0.36 |
流星群活動推定構造
Comp.No. |
Peak Time(UT) |
Solar Long. |
A(max) |
FWHM(hr) |
QUA12C01 |
Jan. 4 08h30m |
283°.210 |
4.0 |
-7.0 / +8.0 |
Parameter
- Radiant : α = 230°.1, δ = +48°.5
- Radian Elevation : 20° < h < 70°
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by “Lorentz profile”.
- Observed data provided by RMOJ and RMOB