2010年7月15日から8月10日までの解析結果です.通常値を7月上旬の2週間で定義しています.また,輻射点はみずがめ座δ流星群を採用し,輻射点高度補正とデータ制限とをかけています.
例年通り,太陽黄経120度付近(7月23日頃)からは活動が明確にわかるようになります.また,太陽黄経123.5度付近(7月27日JST)と,太陽黄経126.4度付近(7月30日JST)付近でピークを観測しています.半値幅が例年通り広く,立ち上がりも終息もとてもゆっくりとしています.太陽黄経136度付近からは再度上昇に転じていますが,これらはペルセウス座流星群によるものと推測されます.
2009年よりはやや活動レベルが低いものの,2008年以前の結果からするとほぼ同じ規模で,例年並みの活動規模だったようです.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) |
Solar Long. |
Activity Level |
Jul. 26 19h |
123°.559 |
4.24 ± 0.66 |
Jul. 29 16h |
126°.305 |
4.98 ± 0.75 |
流星群活動推定構造
Trail-No. |
Peak Time(UT) |
Solar Long. |
A(max) |
FWHM(hr) |
C10T1 |
Jul. 26 14h30m |
123°.36 |
2.0 |
-42.0/+24.0 |
C10T2 |
Jul. 29 18h30m |
126°.38 |
4.0 |
-36.0/+36.0 |
C10T3 |
Aug. 1 18h30m |
129°.25 |
1.5 |
-24.0/+60.0 |
Parameter
- Radiant : α = 339°, δ = -16°
- Radian Elevation : 15° < h < 70°
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by “Lorentz profile”.
- Observed data provided by RMOJ and RMOB