2015年は,太陽黄経125度~126度付近でピークを迎えており,ピーク時期や規模は例年通りでした.ただし,活動期以前のActivity Levelの値がマイナスに振れている期間があることから,もしかしたら,活動規模は全体的にもう少し高かったのかもしれません(通常レベルの定義に何か課題あり?).2013年のような太陽黄経131度付近での活動は特にみられません,主ピーク前の122度付近では,一度上昇が緩やかになっていますが,これはよく見られることです.
なお,通常値を7月上旬の2週間で定義し,輻射点はみずがめ座δ流星群を採用して,輻射点高度補正とデータ制限とをかけています.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) |
Solar Long. |
Activity Level |
Jul. 23 14h |
120°.225 |
2.78 ± 0.16 |
Jul. 28 14h |
125°.000 |
5.00 ± 1.06 |
流星群活動推定構造
Comp.No. |
Peak Time(UT) |
Solar Long. |
A(max) |
FWHM(hr) |
DAC15C01 |
Jul. 25 12h30m |
122°.055 |
1.0 |
-30.0/+42.0 |
DAC15C02 |
Jul. 28 20h30m |
125°.239 |
3.0 |
-36.0/+66.0 |
Parameter
- Radiant : α = 339°, δ = -16°
- Radian Elevation : 10° < h < 70°
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by “Lorentz profile”.
- Observed data provided by RMOJ and RMOB