流星を電波を使って解析する流星電波観測

 
   
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しし座流星群 観測結果(2009年)

 2009年しし座流星群は,多くの研究者が出現の予報を発表し,久々に注目を集めました.日本では予想時刻が18日7時頃(JST)ということもあり,増加傾向の結果となりましたが,電波観測ではその活動の全体を捉えています.
 極大予報日よりも数日前頃からその活動は見え始めており,日本時間で16日未明には,全体の増加傾向とは別に活動の傾向が見られます.また,メイン極大は予報通りの18日6時台(日本時)にActivity Levelで2.9という数値が出ています.このピークの特徴は,立ち上がりが急でしたが,ピーク後に比べると時間が比較的長かった(半値幅が大きかった)ことがあげられます。この後,ほぼ1日後の19日6時台を中心としたサブピーク構造が見られています.最大値は,1.6ですが,周辺数時間の値からして,Activity Levelの値としては1程度の活動があったとするのが妥当と考えます.
 また,過去のActivity Levelと眼視観測におけるZHRとの統計的な関係式 A(t) = 0.0234 × ZHRR(t) ただし,ZHRR=155以下)を使用した場合,極大時のActivity Level=2.9は,ZHRR = 124に相当します.これを用いると,16日未明(JST)の活動はZHRR = 30,翌日の19日明け方(JST)の活動はZHRR = 43程度となります.

世界観測結果統合グラフ

ピーク構造

Time(UT) Solar Long. Activity Level
Nov.15 16h 233°.309 0.72 ± 0.37
Nov.17 21h 235°.536 2.93 ± 0.53
Nov.18 21h 236°.545 1.64 ± 0.73

流星群活動推定構造

Comp.-No. Peak Time(UT) Solar Long. A(max) FWHM(hr)
LEO09C01 Nov.15 18h30m 233°.393 0.5 -2.5 / +1.0
LEO09C02 Nov.17 21h30m 235°.536 2.5 -1.5 / +1.0
LEO09C03 Nov.18 21h30m 236°.545 1.0 -1.0 / +2.0
LEO09C04 Nov.17 14h 235°.2 0.5 -24.0 / +24.0

Reference

  • 15° < R.P. < 80°
  • Structure of meteor activity is estimated by "Lorentz profile".
  • Observed data provided by RMOJ and RMOB