2015年の活動プロファイルは,2012年や2013年とほぼ同じ結果となりました.ここ数年の活動は,2000年代と比較するとやや高めで推移しています.2015年は太陽黄経(λ⊙)259°付近から立ち上がっており,データのばらつきも少なく,結果として明瞭な活動プロファイルが検出できています.ピーク時刻は久々に,太陽黄経(λ⊙)262°.18と,眼視観測で得られているピーク値と同じとなりました.ただし,電波観測の過去の結果からすれば,この時刻は遅めです.これが,何を意味するのか,とても興味深いところです.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) |
Solar Long. |
Activity Level |
Dec.14th 22h |
262°391 |
6.06 ± 0.57 |
流星群活動推定構造
Trail-No. |
Peak Time(UT) |
Solar Long. |
A(max) |
FWHM(hr) |
GEM15C01 |
Dec.14th 17h00m |
262°.179 |
4.5 |
-36.0/+10.0 |
Parameter
- Radiant : α = 112°.0, δ = +32°.0
- Radian Elevation : 20° < h < 65°
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by “Lorentz profile”.
- Observed data provided by RMOJ and RMOB