加算型干渉計の実験中に得られた飛行機エコーです。
こちらの干渉計は流星電波観測ガイドブックに載っている位相差を測るためではなく、天体からのいわゆるフリンジ取得を目的として構築したものです。空き時間に観測したものですが飛行機エコーの様相が面白かったので投稿させていただきました。
実験当日は5素子八木アンテナ2本を約60m(10ラムダ)離し南向け水平に設置しました。観測周波数は50.0162MHzです。飛行機が横切る際に電波が強め合う点/弱め合う点を交互に通過するためそれに伴い強弱パターンが現れます。
なお流石に5素子八木2本も使うと流星エコー数も飛躍的に伸びるようで、しぶんぎ座流星群のピーク時には1時間あたり100個近いエコーを検出できました。