2017年は,例年並みの出現でした.2016年は活発な活動を観測していたため,昨年に比べると活動規模では半減でした.ピーク時刻は太陽黄経で283°.2付近と,眼視観測ともほぼ同じ時刻でした.2017年の特徴は,半値幅のピーク前が長く,ピーク後は短かったことです.ここ数年はほぼ前後均等でした.仮に前後を均等にしようとすると,活動プロファイルは2つで構成され,3日12:30JST(太陽黄経282°.71)にサブピークを置くことになります.ただし,近似値そのものは,活動プロファイル1本のほうが良かったので,公表値としては1本としておきます.
世界観測結果統合グラフ

ピーク構造
Time(UT) |
Solar Long. |
Activity Level |
Jan. 3 14h |
283°.18 |
3.94 ± 0.76 |
流星群活動推定構造
Comp.No. |
Peak Time(UT) |
Solar Long. |
A(max) |
FWHM(hr) |
QUA17C01 |
Jan. 3 15h30m |
283°.22 |
4.0 |
-9.0 / +5.0 |
Parameter
- Radiant : α = 230°.1, δ = +48°.5
- Radian Elevation : 20° < h < 70°
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by “Lorentz profile”.
- Observed data provided by RMOJ and RMOB