2014年同様にActivity Levelの値があまり上がりませんでした.一方で,データ数も多くないので,もしかしたらもう少し値は上下するのかもしれません.ピーク時刻は若干遅い程度で,太陽黄経(λ⊙)45°.6付近でした.
このほか,太陽黄経(λ⊙)49°.53付近の活動も顕著で,なかなかActivity Levelの値が下がりませんでした.これが,みずがめ座η流星群によるものなのか,それとも,ほかの流星群によるものなのか,はたまた,観測の誤差なのかは今のところわかりません.ただし,過去の推定値から見ると,構成要素としては太陽黄経(λ⊙)49°というのはよく見られます.今年ほど活動が顕著なのも珍しいですが,群判定できないので,何ともすっきりしない結果です.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) |
Solar Long. |
Activity Level |
May 5th 22h |
45°.619 |
1.86 ± 0.80 |
May 9th 20h |
49°.409 |
1.79 ± 0.33 |
流星群活動推定構造
Comp.No. |
Peak Time(UT) |
Solar Long. |
A(max) |
FWHM (hr) |
EAQ16C01 |
May 6th 00h30m |
45°.699 |
1.0 |
-36.0 / +42.0 |
EAQ16C02 |
May 9th 23h30m |
49°.530 |
1.0 |
-12.0 / +18.0 |
Parameter
- Radiant : α = 338°, δ = -1°
- Radiant Drift: Δα = 1°, Δδ = +0°.4
- Radian Elevation : 15° < h
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by “Lorentz profile”.
- Observed data provided by RMOJ and RMOB