FMアンテナ2素子を試行(その後)

FMアンテナ2素子を試行」で設置は完了したので,その後,実際にFM放送をいくつか試してみました.

実際に試してみた周波数

今回は以下の周波数を利用して,流星エコーがどのくらい受信できるのか試してみることにしました.

使用周波数FM送信局(推定)
89.400MHz京都 α-STATION (3kW),Pyongyang(100kW)
92.500MHzKaesong(100kW)
97.000MHzChrwon(100kW)
103.500MHzPyongyang(50kW)
受信はすべてCW-mode,Bandwidth:300,Order:1000,CW Shift:900,アンテナFA2

89.4MHz:安定して受信される

AF-4アンテナの時にもしっかり受信されていた89.4MHz,α-STATION(京都)ですが,2素子でもしっかり受信されています.
89.4MHzの観測

92.5MHz:こちらも安定したエコー数

92.5MHzも昼夜安定して受信できました.こちらも問題なく使えそうです.
92.5MHzの観測

97.0MHz:これがエコーならば数はそこそこ

97.0MHzは赤丸が流星エコーならば,流星エコーが時々受信されます.ただし,セットしているのは900Hzのラインなので,140Hzくらいズレています.もう少し要検証です.
97.0MHzの観測-1
97.0MHzの観測-2

103.5MHz:ほぼエコーなし

97.0MHzまでは,それなりにエコーが受信されていたのですが,103.5MHzではほぼエコーが受信されませんでした.とても静かです.
103.5MHzの観測
しかも夜間になると,さらにバックグラウンドが静かになる.これだけ変動すると音量調整が難しい.
103.5MHzの観測-深夜

103.7MHz:昼間は使えない?

最後に103.7MHzも試してみました.夜間は特に問題なかったのですが,明け方になり午前7時頃になると,不思議な線が現れました.
103.7MHzの観測-1
その後も少しずつ画面上下がってきます.
103.7MHzの観測-2103.7MHzの観測-3103.7MHzの観測-4

そして・・・
受信周波数にロックオン!
103.7MHzの観測-5
朝になると電波が出るのかしら!?これでは使えません.
一過性のものかどうかを確認するため,しばらくしたら再度受信してみます.

今回調べた結果

今回の4周波数の中では,89.4MHz92.5MHzがよさそうです.次は日周変化が捉えられたらレポートします!

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