流星を電波を使って解析する流星電波観測

 
   
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ペルセウス座流星群(Perseids)

 夏の風物詩ペルセウス座流星群。毎年豊富な出現を見せ,夏休みの一大イベントとして定着しています。最近はふたご座流星群の数も伸びてきて,年間流星数1位の座が危うくなってきました。1991年と1992年に母天体回帰に伴う大出現が観測されました.明るい流星が多く,夏休みということもあり凍える寒さもなく観測しやすい流星群です.
 流星電波観測でも活動を観測できますが,対地速度がはやいため,エコー数は伸び悩みます.年によっては相当低いエコー数になったりします.ただし,明るい流星が多い流星群らしく,ロングエコーは毎年多く観測されています.流星エコー数が伸びるか伸びないかが経年変化として見ていておもしろい流星群です.

ペルセウス座流星群に関する情報

名称(和名) ペルセウス座流星群
学術名(コード) Perseids(PER)
極大太陽黄経 140.0度 (8月13日付近※年によって違う)
極大時輻射点 赤経 = 48度 / 赤緯 = +58度
性質 極大出現数(ZHR):100,光度比2.2,対地速度: 59km/s
母天体 109P/Swift-Tuttle
出典 国際流星機構

2012年のペルセウス座流星群 観測条件

2012年ペルセウス座流星群の観測条件は,「比較的よい」です.

月齢条件 月齢25 13日正午時点の月齢は25.三日月よりもちょっとだけ大きい感じです.この程度であれば,問題ないでしょう.念のため,月を視界に入れないよう東側から北東側,天頂あたりを見るのがいいでしょう.
極大時刻
(JST)
8月12日
21時頃
この時間帯は,まだペルセウス座流星群の放射点高度が低いため,条件としてはよくありませんが,ペルセウス座流星群の場合は,一晩中であればほぼ同じ規模の活動は見せます.ちなみに,世界的には太平洋上が好条件です.また,残念ながら南半球からはほとんど見られないでしょう.
総 評
眼視
若干の月明かりと極大時刻が少しずれているので,「良」とします.とはいうものの,比較的条件良く観測できますので,せっかくの機会ですから,郊外や山・海へ出かけて見てみるのもお勧めです.夏でも夜は冷えます.上着は持って行きましょう.あと虫さされ対策も忘れずに.
観測のお勧めは,第一候補:13日0時から夜明けまで.第二候補:12日0時から夜明けまで
総 評
電波
今年の場合は基本的に眼視観測と同一条件です.電波観測でも放射点が上がらないことには捉えられません.しかし,ロングエコー等の姿が12日23時頃から翌13日午前中あたりは見られそうです.電波では活動期間と活動規模がどこまであがるかに注目です.
8月は,ペルセウス座流星群の他に,7月下旬に極大を迎えるみずがめ座δ流星群や,やぎ座流星群も観測されることがあります.全体的に流星数が底上げされている時期ですので,十分楽しむことができるでしょう.眼視で見られるであろう1時間あたりの流星数は空が暗ければ30個から40個,条件が良ければ流星総数としては50個を軽く越えることもあります.また,13日未明がお勧めですが,12日未明でもそれなりの数は見られるはずですので,天気を見ながら計画を立てて下さい.

極大夜の観測条件(2012年〜2020年)

8月
JST
極大日時 月齢
(13d0h)
条件
(眼視)
条件
(電波)
コメント
140.0
2012年 12日21時 25 眼視では月明かり対策が必要.電波観測では比較的条件は良好
2013年 13日03時 6 最良 最良 眼視・電波共に完璧な最高条件!同条件が次整うのは2021年
2014年 13日09時 17 最悪 最良 満月過ぎの月があり眼視は悪条件.電波では好条件で独壇場
2015年 13日15時 28 月明かりの影響はないが、昼間に極大.電波では厳しいか?
2016年 12日21時 10 月明かりの影響はない.13日未明に注目
2017年 13日04時 20 最良 月明かり対策が必要.電波観測では文句なしの好条件
2018年 13日10時 1 最良 月齢は完璧.ただし,極大時刻が日の出後.電波は好条件
2019年 13日16時 12 ほぼ満月.また極大も夕方で条件は悪い.明るい流星に期待
2020年 12日22時 23 夜半以降月明かりがある.電波観測では条件はまずまず

過去の観測結果

過去の流星電波観測結果による結果を中心に収録しています.
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