2022年ふたご座流星群は,推定のピークは12月14日21:30JST頃(太陽黄経262°.17)でActivity Level=5.0です.活動自体は太陽黄経256°を過ぎたあたりから見られはじめ,ピーク後は太陽黄経264°過ぎで終息しています.活動規模としては,ここ数年と同等ですが,2002年以降の平均からすると高めでした.これは,年々ふたご座流星群の活動規模が上昇傾向にあると思われることから,過去全体の平均と比較するとここ数年の値は高めに出ます.ピーク時刻は,過去の電波観測の結果からは,おおよそ太陽黄経261°.95であるため,2022年の結果はこれと比較すると遅く,むしろ眼視観測でピークとされる太陽黄経262°.2に近かったようです.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) |
Solar Long. |
Activity Level |
Dec.14th 11h |
262°.127 |
5.37 ± 0.21 |
流星群活動推定構造
Comp.No. |
Peak Time(UT) |
Solar Long. |
A(max) |
FWHM(hr) |
GEM22C01 |
Dec.14th 12h30m |
262°.17 |
5.0 |
-32.0/+11.0 |
Parameter
- Radiant : α = 112°.0, δ = +32°.0
- Radian Elevation : 25° < h < 60°
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by “Lorentz profile”.
- Observed data provided by RMOJ and RMOB