2013年は,エラーバーがやや広く,データ数が必ずしも多くないというデメリットがありますが,それを差し引いても,2013年の活動レベルが高く,Activity Levelで3を超えてきました.活動推定構造からも最大値が3.0となっており,例年の倍近い活動でした.ピーク時刻は太陽黄経(λ⊙)45°.47と,ほぼ国際流星機構が示している数値と同じになりました.みずがめ座η流星群ではなかなかこの時間帯でのピークが観測されませんでした.実に2008年以来5年ぶりです.
このほか例年見られるようなλ⊙=50°付近の再ピークは見られず,1つの構成要素で十分近似することができました.
世界観測結果統合グラフ
ピーク構造
Time(UT) |
Solar Long. |
Activity Level |
May 5rd 19h |
45°.268 |
3.53 ± 0.67 |
May 5th 21h |
45°.349 |
5.06 ± 0.31(?) |
May 6th 19h |
46°.236 |
3.29 ± 0.90 |
流星群活動推定構造
Comp.No. |
Peak Time(UT) |
Solar Long. |
A(max) |
FWHM (hr) |
EAQ13C01 |
May 6th 00h30m |
45°.470 |
3.0 |
-30.0 / +48.0 |
Parameter
- Radiant : α = 338°, δ = -1°
- Radiant Drift: Δα = 1°, Δδ = +0°.4
- Radian Elevation : 15° < h
- Using data within ± 0.50 σ in all observed data.
Reference
- Structure of meteor activity is estimated by “Lorentz profile”.
- Observed data provided by RMOJ and RMOB